空港滑走路異物監視システムおよびミリ波・テラヘルツ波技術に関する 国際ワークショップを開催しました
令和7年4月8日
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(所長:福島荘之介)は令和7年2月25日に、第4回空港滑走路異物(FOD:Foreign Object Debris)監視システムおよびミリ波・テラヘルツ波技術に関する国際ワークショップを、当所において開催しました。
今回のワークショップでは、国土交通省の研究機関交流事業により招聘中のマレーシア工科大学の研究者と日本側の関係者が参加して、両国の研究活動に関する発表を行ないました。また、当所が東京国際空港で実証実験を進めているFOD監視システム評価装置の視察なども行ない、関連技術に関する理解を深めることができました。


FOD監視システムは、空港滑走路上の異物を自動的に検知し、空港運用者に情報を提供する新しい監視システムです。当所が国内メーカーと共同で開発したFOD監視システム評価装置は東京国際空港に設置され、落下物検知等の実証実験による国際基準性能の確認などが行われています。また同評価装置は、マレーシア・クアラルンプール国際空港にも海外展開され、国内メーカーにより実証実験が行われています。
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FOD監視システムに関する研究の紹介ページ
(FOD検知装置の導入および滑走路維持管理の効率化に関する研究|電子航法研究所)